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Japan, 〒150-0001 Tōkyō-to, Shibuya-ku, Jingūmae, 1 Chome−23−8
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larger map & directionsLatitude: 35.6723576, Longitude: 139.7053232
Ortelius Abraham
::ブリスベージュ神宮前 渋谷区神宮前1-23-8 地上9階 地下2階 築年月 2008年02月 総戸数 88戸 賃料 450,000円 - 1,800,000円 管理費 20,000円 駐車場 47,250円~ 物件特徴 駐車場有 大林組施工の高級分譲賃貸マンション。 EAST RESIDENCE(分譲棟42戸) WEST RESIDENCE(賃貸棟46戸) 総戸数88戸。 セレブ原宿母子殺人事件 2012年9月12日中沢康夫61歳は事業が上手くいかず内縁の妻の悪態など日頃のストレスが爆発してブリスベージュ神宮前7階で内縁の妻と子の首を絞めて殺害し、その後長野県茅野市の唐沢鉱泉近くの八ヶ岳登山者用駐車場に車を止め山中の崖から飛び降りて自殺した。9月17日遺体が発見された。 殺人犯 中沢康夫61歳、飲食店運営会社の株式会社オフィス・ネクスト・ワン社長(豊島区西池袋)、日本乗馬倶楽部オーナー。 渋谷区神宮前1-23-8 ブリスベージュ神宮前7階 被害者 榊みどり38歳、内縁の妻のネイリスト、日系ブラジル人 被害者 榊駿之佑5歳、東京音楽大学幼稚園(豊島区雑司が谷)。 ニューシティコーポレーションは不動産開発とファンド運用を手掛けてきた。 米CBリチャードエリス出身者が中心となり、デベロッパーの日本新都市開発を母体として2000年に設立された。 2004年同社開発の賃貸マンションを主な資産とするニューシティ・レジデンス投資法人を上場させ、その後3年間で2000億円規模に育てた。 私募ファンドでは住宅のほか商業施設、物流施設なども運用。2006年米国で賃貸マンションを取得したほか、上海やソウル、シンガポールに拠点を置くなど海外展開も進めていた。 しかしその後主力の賃貸マンションの流動性低下とREIT(不動産投資信託)市況の低迷により経営が悪化。 2008年10月傘下のニューシティ・レジデンス投資法人が民事再生手続きを申請した。 本体のニューシティコーポレーションも人員削減などのリストラを進めてきたが、2009年2月末には債務超過に陥っていた。 金融庁は2009年4月から2カ月間の全業務を停止する行政処分を下した。 2009年5月廃業した。 グッドデザイン賞2008年 受賞対象名 集合住宅 [カスケード神宮前] 事業主体名 ニューシティ・フォー特定目的会社 受賞企業 株式会社ニューシティディベロップメント (東京都) 株式会社日建ハウジングシステム (東京都) 2008年度グッドデザイン賞受賞 都心でも恵まれた歴史ある神宮の杜の緑と、時代を先導する表参道に近接した「神宮前」という閑静な住環境に「日本の伝統美」と「洗練された癒しの空間」を追求した88邸のハイグレードレジデンスを計画した。 現代的なデザインの中に「格子窓」や「深い軒を持つ庇」など「和」の様式美を汲みいれ、共用空間には、日本の伝統技法である「版築」を用いたエントランスや、大判の石畳を敷き詰めた中庭の水盤など、本物の素材と本物の技にこだわっている。 水盤に注ぐ滝の音や、贅沢に確保された、プールなどの共用施設による「癒し」に加え、免震構造や、先進のセキュリティシステムも備えた安心感による「洗練された癒し」の実現を目指した。 プロデューサー 株式会社ニューシティディベロップメント 取締役 松村 謙治 ディレクター 株式会社日建設計 東京・設計室設計室長 山梨 知彦+株式会社日建ハウジングシステム 設計部 設計部長 宇佐見 博之 デザイナー 株式会社日建ハウジングシステム設計部 副部長 石田 直史、調 和典 竣工2008年2月26日 価格2 ~ 3億円台 株式会社ニューシティディベロップメント 企画管理部 応募対象が達成しようとした目標 華美な装飾によらない、本物の「素材」と伝統の「技」による、飽きのこない精神面も含めた本質的な「高級感」を創り出すことを目標とし、外構の植栽や、塀の配置にも気を遣い、閑静な周辺環境との調和を目指した計画とした。また、従来のマンション事業の慣習である専有面積重視の概念を変え、贅沢なまでの面積を共用空間に配することによる「本質的な豊かさ」を計画の付加価値として提案している。 デザイナーのコメント エントランスの「版築」や、中庭の「背板」は我々にとっても新たな試みであり、試行錯誤を繰り返しながら納得できる仕上がりを実現できた。 外壁はタイルに意図的に凹凸をつけることで、時々刻々と表情を変え、中庭の水盤に沈めたLED照明により、中庭は昼と夜で大きく表情を変える。 この表情の変化を愉しみながら、この建物の名前の由来でもある、中庭の滝から流れる水の音を聞いていると本当に心から癒される。 使用者、社会等への取り組み どのような使用者・利用者を想定したか 常に時代を先導する原宿「表参道」を拠点とする壮年の富裕層から、洗練された目を持つ高年の富裕層まで、年齢・国籍を問わない「本物志向の強い富裕層」をターゲットに想定した。SOHOとしての利用から、洗練された住宅本来の安らぎを求める居住者まで様々な生活様式を想定している。 その使用者・利用者にどのような価値を実現したか 重厚な屋敷門を髣髴させるエントランスゲート内に車寄せを設け、安心感とプライバシーを確保。居住者の様々な要望に24時間、上質なサービスで応えるコンシェルジュ・カウンターを設けている。2戸から4戸に一つのコアを設け、地下駐車場から直接居住階へアクセスできるなど、先進のセキュリティシステムによる防犯性を確保。資産価値保全を意とした免震構造を採用し、深い安心感と贅沢な居心地を得られるよう配慮した。 社会・文化および地球環境の視点から解決すべき問題点 メインエントランスの車寄せとエントランスホール壁面に用いた「版築」は、日本の伝統的技法により珪藻土を突き固めながら仕上げられている。その表情は、重厚感と柔らかさを併せ持つ独特の空気感を創り出すとともに、珪藻土に含まれる炭素繊維により空気が浄化され、高い断熱性も確保されている。これにより二層吹き抜けのエントランスホールの熱負荷が軽減されている。 その問題点に対し、どのように対応したか 歴史ある街に建物を計画するにあたり、華美な装飾や偽物の素材などによる作為的な「高級感」を改めて考え直し、本物の素材と日本のアイデンティティである伝統技を用いて造る「洗練された癒し」を深く追求し、現代的なデザインの中に日本の伝統美を醸し出せるようなデザインを探求した。 審査委員の評価 都心の高級マンションであるが、デザイン・仕様・共用部などトータルに本物を志向する姿勢が見て取れる。個人の財産としての資産価値と、居住環境・景観といった社会資産としての価値とが長い年月の中でも衰えないものが本物であろう。